サム・テイラーの不滅の歌謡大全集

 サム・テイラーのテナーサックスが聴きたくて、YouTubeを開いてみたら、不滅の歌謡大全集というのがありました。おぉ、懐かしい。全曲、コピー。120曲もあり、中には父親の時代の曲も。昭和歌謡全集か。だけど、全曲とも聴いたことがある曲ばかり。若い頃、カラオケで歌った曲もかなり。今、洋楽を中心に1960年代から2000年代までの曲を集めているけれど、昭和歌謡曲はなんて未熟なんだろうと思う。だから、演歌が廃るはずだ。でも、なつかしい。これは、何なのだろう。それは、私が生きてきた上で、その当時にヒットした曲があり、その当時の生きざまが。昔の曲を聴くとその当時の出来事が浮かんでくる。それも、美化された思い出ばかり。
 音楽って不思議だね。音楽の質の問題じゃないんです。音楽を聴いて、いやなことや苦しいことを忘れさせてくれる。麻薬のような要素があるのかなぁ。現在、私達が聴いているポップスなどですが、音楽は、最古のころから存在する。もちろん、質とか音感とかわ違いますけれど。ベートーベンやチャイ木鋤ーなどを私達はクラッシクと言っているけれど、1700年代では多分新鮮な音楽だったのだろう。
 サム・テイラーの話に戻るけれど、1960年代にラジオに流れてきたサム・テイラーのテナーサックスを聴いて憧れたことがあります。ニニ・ロッソのトランペットもそうだけど、小学生の頃、友達がトランペットを吹いているのを見て、私も。しかし、音がでなかった。日本では、サム・テイラーはテナーサックスの神様のような存在だったけれど、今考えるとアメリカのジャズを演奏しているミュージシャンの方が上だったのだろうなぁ。サム・テイラーが日本のレコード会社に招かれて、日本の曲を演奏していたのだから。