現代の死の商人

 「ひろりんとプー子の物語」のブログの記事「死の商人は何時ごろから存在したか?」を掲載しましたが、現在の日本では死の商人という言葉はほとんど死語になっています。でも、世界ではいまだに死の商人が存在していますね。たとえば、米国のボーイング社、グラマン社、ロッキード社などが戦機を製造している企業です。
 最近のニュースで、世界企業のランキングが発表されましたが、ボーイング社などの3社のランキングで、軍事産業としての売り上げは50〜100位だったそうです。私は、戦争を肯定している訳ではないですが、戦争によって経済がよくなった例も過去にはありました。たとえば、第一次世界大戦の後、日本では大正ロマンという好景気な時期もあり、戦後、日本が敗戦で社会不安、経済の破綻の状況でGHQが日本を占領という時期に、昭和25年に朝鮮戦争が勃発して、戦後はじめての好景気が日本に来て、日本が立ち直りました。その後、ベトナム戦争があったりして、日本の高度成長期がはじまったのです。戦争と経済は日本ではあまり語られませんが、過去では関係があったのですね。日本のタカ派の人が、昔、景気が悪い時に口にした言葉が、景気を良くするには戦争しかないと。
 現代の日本では、戦争など考えられないですが、原発の問題などが死の商人の考え方に似ているのではないかと。原発を地域に誘致すると地域経済がよくなるという考え方ですね。でも、日本ではこの考え方が許されないようになってきた。経済をよくするには、戦争や原発以外の方法で考えなければならない。公共事業という手のありますが。これも疑問ですし。

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