星を眺めて
昨日、宝塚に所用で行き、星を眺める機会がありました。じっくりと眺めるのは、何年ぶりだろう。
私が幼稚園に行っている時、大阪の四ツ橋に電気科学館があって、そこにプラネタリュウムがあり、そこで星の観察ができました。小学生の時も行ったかなぁ。あれから何年たつだろう。四ツ橋の電気科学館もなくなり、時代の流れを感じる。
プラネタリュウムを見たお陰で天体に興味を持ち、中学生の頃、夜空を眺めて、あれがオリオン座、あれカシオピア座、そして、北斗七星、その先に北極星とロマンチックな気分になっていた。
昨日、宝塚で見た夜空も、中学生の頃見た夜空と変わっていない。私が年を取り、歳月が流れようと、夜空の星は変化しないのです。太古の人々も、この夜空を眺めていたのだろうか。紀元前3,500年頃に、メソポタミア地方にシュメール人がいた。このシュメール人は、楔形文字を発明し、それ以前に灌漑農耕を始めたウバイド人の文化を継承して、チグリス・ユーフラテス川の下流で、ウルク文化を形成し、メソポタミア文明の礎となった。このシュメール人もこの夜空を眺めていたのだろう。北極星を探しだし、方角を調べたり、明けの明星(金星)が夜明け前に東の方角に、きらきらと輝く。それを見て、夜明けが近いことを知ったのだろう。その神秘的な星空を観察し、農耕に必要な暦を発明する。月の掛け具合と太陽の日の出時間などを調べ、一ヶ月の周期と1年間が12月あることを。太陰太陽暦です。明けの明星の周期と太陽の周期を調べて、六十進記数法を見つけたのです。
秋本番になって、夜長な時間をふと夜空を眺めてみませんか。
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